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Tag: For Whom the bell Tolls~「誰がために鐘は鳴る」~苦悩する日本 12/15Select song by The Mad Dabsong/Caravan

For Whom the bell Tolls~「誰がために鐘は鳴る」~苦悩する日本

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寒くて色の不明瞭な冬。だけどお洒落な人は着る物が増える冬が一番色鮮やかな季節なのだそうな。冬が苦手な私にとって、頭の中で描き、憧れるは春のそよぐ香りと雪解け水やゆるやかなせせらぎのような音とロマンを感じる風。また更に思いを巡らすと夏の制圧的で解放的な原色の世界。

昔から読まれていた詩にも、“冬は万物がやがて来る春の為に一度おとろえ枯れ果て寒さに耐えながらわずかに輝くモノに想いを託す。”と「万葉集」にある。来るべき活動期に備えて鍛錬の日々つ~ことかな、感覚的にはどこまでも灰色の世界でやや暗い広がりがある。しかし考えようにより飽きの来ない優しさを持つ冷たさなのだと良い解釈で居ればいい。これは人の心や人生そのものにも当てはめなぞる事が出来ると思う。侘び、寂びの冬の色・香りが人の心にも存在するのだから。

画像の説明

いったい正義とはなんなんだろう。自分が正しい、いや多くの人が正しいと感じている事でさえ覆されてしまうことがあるのが、この世の不条理。まったく寒空に切なくなるような出来事も皆さん多々あろうかと思います。私もふとそんなことを考えさせられる事が先日ありました。ま、深くは考えないようにしています。

映画、”For Whom the bell Tolls”においても、スペイン戦争の残酷さと自らの主義にもとづいて行動する人間の姿が描かれ、結局、正義とは関係なしに、自由のための戦いではなくて、人間の欲望と憎しみが作りだした戦いのための戦いをした苦悩を綴ってこれでいいのか?と問いかけています。

現代社会においても同じ原理は働きます。目の前の選挙にしても、国の未来を決めてしまう重要な選挙にあるにも関わらずマスコミは相変わらず偏向報道の体制のまま参戦している。

せめて多くの国民に解かり易い言葉でもっと問いかけるべきです!
この戦いにはどんな意味があるのか?
なぜ戦いをしているのか?
この戦いで犠牲になった人は報われるのか?

まさに日本国民の多くが苦悩している!「誰がために鐘は鳴る」状態なのです。

画像の説明

さて、今日はそれでは苦悩する人間の心のスクリーンを描いた詩です。イギリスのプログレッシブロックグループでカンタベリー派と呼ばれた一派の代表各 Caravanというグループが1975年に発表した 7th Album
“Cunning Stunts”=邦題=ロッキン・コンチェルトより“The Mad Dabsong   ”という詩をお届けしましょう~。直訳すると“狂った恋歌“となります。
人の心の中の様子を上手く表現した詩だと思います。
このグループ今も現役で、本国のオフィシャルホームページによると、来年1/8から40thアニバーサリーツアーを予定しているらしい。

切なくなるとこの詩を聴きます。歌詞は諭し,リチャード・シンクレアのイントロは理由など、言葉など関係なしに何だか癒してくれるカンタベリーの温かさを感じる不思議な詩です。

The Mad Dabsong

Written by Dave Sinclair

Man is the child of Child, the father of the Man
Like pools within the pool and waves upon the sand
Like birds that fly so free, that somewhere must begin
The rain like circles begins again

All my life, this has been a mystery
I can close my eyes and clearly see
Everytime I'm happy in dream your memories bring me down
Set me free – let me be

Like flowing waters past the rippled stones of time
Like old men ageing, drifting, answering through their minds
Under a bridge of peace of woods that don't forget
She stops and stares as if we've never met

For all I know, this could be my destiny
Searching every hour of each day
Everything and nothing in my life wondering where you are
Calling you

The Mad Dabsong

訳詩 yasushi haruno

人という存在は子どもの子どもであり、また人の親ということ
水たまりの中のいくつもの淀みか あるいは砂の上の波紋のように
そしてまた自由に空を飛びながらも
またどこかで飛ぶことを学ばなければならない鳥のよう
雨だって循環するのが当然のように 再び降り始める

生まれてからずっと、このことを不思議に思っていた
目を閉じればはっきり見ることができる
夢に浸って幸せになると 決まっていつも君の想いでが僕を落ち込ませるんだ
僕に自由を与えてくれよ  なすがままの

時の波紋が刻まれている 石の傍を流れゆく水のように
年老いて彷徨いながら、 心の中で自分なりの答えを見つけようとしている老人のように
記憶に鮮明に残る森の 平和に満ちた橋の下で
彼女は立ち止まり二人が初めて出会ったかのようにトキメキを感じ見つめている

たぶんこれは僕にとっての運命なのかな
一日一刻を惜しみながら 探し続け
僕の人生の取るに足らない現出した本性は あなたの心の居場所に思いを巡らしている
愛しいあなたの名前を呼んでいる

youtube オリジナル音源 ↓

http://www.youtube.com/watch?v=NDUqzmYMHMg



コメント

  • イントロのシンセサイザー?の音色がなんとも切なくていい!!
    yasushiさんのタイトリングは相変わらず素晴らしい!!”誰がために鐘は鳴る”の引用も流石!! 選挙参加だけはしま~す。 -- yu 2012-12-15 (土) 21:23:56
  • 哀愁のあるイントロだね~キャラバンにこんな解かりやすいいい詩あったんだね。どうしてもcamelと比較してしまう。叙情性はCamelに軍配だが、曲の展開や数多くのルーツミュージックも昇華している演奏力、構成力はcaravanだね。
    素晴らしい選曲だ! -- ホットチョコレート 2012-12-15 (土) 21:34:25
  • 音も詩も訳詩もコメントも素敵です。冬の夜を暖めてくれる。 -- れいん 2012-12-15 (土) 21:36:45
  • きた~ブリティシュプログレ脇の王道をゆくCaravanの登場ですね。
    ”誰が為に・・・”ほんと、タイトリングも唸らせるね~流石の領域です。

    我々が魅了されてきたカンタベリー・ミュージックとは、あの時代にカンタベリーに居た個性的なミュージシャンの相互作用によって生まれた音楽なのだ。演奏者の個性がぶつかり合い、相互に刺激されなければこの世に生まれなかった音楽だと思う。

    すなわち、カンタベリー・ミュージックは演奏者の個性とその組合せに依存する部分が大きく、現在多くのミュージシャンが60~70年代のカンタベリー・ミュージックを意識してもそれに匹敵する音楽を創れないのは、演奏家の個性と相互作用の部分でどうしようもなく大きな壁があり、乗り超えられないからではないだろうか。

    Caravanにおいて、デイヴとリチャードのデュオはいとも簡単にその壁を超え、素晴らしいカンタベリー・サウンドを聴かせてくれた。料理に例えて言うなら、素材はお馴染みのものばかりでも、味付けと調理法は彼等にしかできない特別なものだ。だからあれだけ素晴らしい「音楽」が産みだされるのだと思う。彼ら以外のミュージシャンが同じことをやろうとしても、同様の感動を我々に与えることは不可能だろう。

    -- main man 2012-12-15 (土) 21:55:52
  • 私は原発は再稼働すべきでないと考える。戦争のできる国にすべきではないと思う。
    消費税増税、TPPは反対。
    未来のこどもたちにこのことを問われた時になんと答えるのか?

    戦いの犠牲者になろうとも自分の信念は曲げないことだ。 -- 天然アロイ 2012-12-15 (土) 22:07:08
  • いい詩だ。なんとも自分の存在価値を確認するかのような高貴な歌詞だな。

    いよいよ明日選挙だ。この国が変われる最後のチャンスかもしれない。

    民主党残留前国会議員と野田一派は国民の期待を踏みにじり、国民の夢をことごとく破壊した連中である。絶対落選させなければならない・
    彼等とはどんな約束も無駄である。騙されてはならない。 
     
    政権交代に賭けた我々国民の一票を無きものにした責任は重大である。

    -- マカダミアンシュリンプ 2012-12-15 (土) 22:42:53
  • いい詩だ。ほんとにこの国は苦悩している。きちんとこの国を考えるリーダーが必要だと思う。自民党中心の政局となると地獄行き特急列車だ。


    都内で小沢さんの演説を聴いた。実にわかりやすい言葉で語りかける話術はさすが。
    演説の前も演説が終わった後でもOZAWA,OZAWA--コール。いままでこのような政治家は見たことがない。あの小泉でも、角栄でも・・・。

    ほんと、すごい。オーラが違う。 -- 応仁のLAN 2012-12-15 (土) 23:00:57
  • これは強烈なラブソングだね~しびれた!!イギリス人ぽい理屈付けはあるが中々心の中を上手く表現している。
    言葉は心を攪乱してまた前に進み苦悩を味わいまた前に進む人生。
    繰り返し流れてくる水それは石をも砕く 愛する人への思いもそのように普遍で強靭で新鮮なものであれ。 -- トロイメロイ 2012-12-15 (土) 23:10:50
  • 本質的な自分をさらす心の詩ですね。なかなか素晴らしい。
    千葉の野田の選挙区で未来の党から出馬した三宅雪子の応援演説で谷 亮子=やわらちゃんの演説をはじめて生で聴いたが、いやいや上手いね。びっくりした。

    野田を是非落としてほしいものだ。 -- ムシャノコウジ 2012-12-16 (日) 18:03:13
  • 今回の選挙が象徴している。日本人の国民性。大きな変化は望まない。言われたことに従って生きて行く。ほんと馬鹿な国民性! -- 平成ジュニア 2012-12-16 (日) 21:33:33
  • ほんと苦悩する日本。自公、維新が政権握ったらどつぼの世界じゃないの~
    ばかな私でもそれくらいわかるよ~ 庶民感覚の政治は非無だね。
    もううんざり。ほんと日本人の意識って変えようのないおばかさん。 -- れい 2012-12-17 (月) 22:56:04
  • キャラバンええやん!すばらしい演奏や。詩もええ!
    政権のことはほんま何というてええんやら。yasushiはんの言うとおり日本の苦悩やで。あかん。あきまへんわ、自民と公明、維新やてこの日本の未来はどうなりまんねん!どないかならんか~ -- こうたろう 2012-12-19 (水) 22:07:55

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